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制作部の作業についての自分なりの説明

こんにちは。

昼間はまだまだ暑さが続くものの、

朝日が昇る時間は少し遅くなってきたかなと感じている今日この頃、

制作部のKMです。

 

 

今日は、弊社企画・制作部が日々行っている作業を簡単に紹介したいと思います。

 

●入力(にゅうりょく)

お客様から入稿(にゅうこう/原稿を入手すること)された文字原稿を

パソコンで文字データとして打ち込むこと。

お客様の方でワード等に入力されていて、

そのデータをいただけた場合は必要の無い作業です。

 

●スキャン(すきゃん)

お客様から入稿された、データではない原稿(紙媒体やフィルムなど)を

スキャナーでパソコンに読み込むこと。

写真や書き文字をスキャンすることが多いです。

 

●データ処理(でーたしょり)

データ入稿の画像や、スキャンした画像を調整すること。

写真の明るさや色味などを調整します。

画像の切抜きや合成なども併せて行います。

また、入稿されたデータの制作作業や印刷に対しての

最適化というのもあります。

 

●デザイン(でざいん)

ロゴ、チラシ、リーフレット、パンフレット、ポスター、

書籍の表紙などのデザインをすること。

グラフィックデザインも含まれます。

中には少数ですが、パッケージやサイン系、

空間などのデザインもあったりします。

 

●企画(きかく)

クライアント様からの依頼で、主に紙に印刷するものを

企画してプレゼンテーションを行うこと。

クライアント様に提出する企画書は、ちょっと大変。

 

●編集(へんしゅう)

新聞、雑誌、書物などを制作する一連の作業のこと。

弊社の編集は記念誌や大学関連の書籍のものが多く、

出版社のような編集ではないかも知れません。

 

●組版(くみはん)

文字や写真、図などをレイアウトして紙面(誌面)を作ること。

弊社では主に、InDesign、Illustratorなどを使って組版しています。

 

●校出(こうだし)

組版が完成したものを

校正(こうせい/文字や写真、内容、色などを確認し修正があれば指示を入れてもらうこと)

してもらうために提出すること。

1回目の校正は「初校(しょこう)」、

2回目の校正は「再校(さいこう)」または「二校(にこう)」、

3回目の校正は「三校(さんこう)」といいます。

完全に出来上がり、これ以上修正が無いと言う場合は「校了(こうりょう/校正完了の意)」、

まだ修正があるけれど、修正者の責任によって修正され、

再度校出することなく校了となる場合は、「責了(せきりょう/責任校了の意)」となります。

色にシビアな校正は本機・本紙校正(ほんき・ほんしこうせい)といって、実際に印刷する工程と同じ工程で

校正を印刷します。ちょっと割高になるので、印刷シュミレートが施された、

インクジェットやレーザーなどの簡易色校正(かんいいろこうせい)のほうが多いです。 

 

●修正(しゅうせい)

校正の指示通りに、組版データを修正すること。

最初の組版から、大幅に作り直し…なんてこともたまにあります。

 

●面付(めんつけ)

オフセット印刷用に、一面に複数のページ、または同じページを複数配置すること。

面付ソフトで設定をすれば、自動的に面付ができます。

ページの多い本などの面付は複雑になります。

一面に配置するページ数によって、「4面付(よんめんつけ)」「8面付(はちめんつけ)」などと呼びます。

 

●刷版(さっぱん)

オフセット印刷機に取り付けて使用する版のこと。またはその版を作成する作業のこと。

面付ソフトによって面付されたデータを、プレートセッター(製版機器)に出力します。

出力されたプレート(刷版)は自動的に現像され1版毎に出てきます。

 

●下版(げはん)

刷版をオフセット印刷工程に送ること。

3階から1階に自力で階段で運ぶので、版の数が多くなると重いです…

 

●OD下版(おんでまんどげはん)

校了データを、2階のオンデマンド室に送ること。

オンデマンド室のオンデマンド印刷機で印刷してもらいます。

 

●OD(おんでまんど)

オンデマンド印刷機で印刷すること。

自分でできるものは、OD下版せずに自分で印刷作業までやります。

 

●チェック(ちぇっく)

校出の前、または責了の際に社内で確認すること。

チェックは重要です。

 

●打合せ(うちあわせ)

営業と制作部員が、またはお客様と制作部員が直接打合せをすること。

新聞や本などは打合せも制作作業も大変です。

正しく意思疎通できることが必要になります。

 

●データ出稿(でーたしゅっこう)

校了になったデータを印刷外注先に出稿すること。

何らかの理由で外注印刷となった場合は、外注先が自社と

同じパソコン環境ではないこともあるので、

それを考えたデータ作りが必要になります。

逆に、同業者様やデザイン会社様からの

完成されたデータの入稿というのもあります。 

データの入出稿では、幅広い知識が必要にります。

しかも常に技術が進歩するのでついていくのも大変です。

 

 

以上のような作業を、日々行っています。

弊社だけの言い方、意味、自分なりの解釈もあるので

一般的な意味とは異なるところがあるかと思いますので、ご注意ください。。。